No.001
若手三線職人清村氏
分当*ブーアティー之図
分当*ブーアティーとは棹の歪みや高さを目で見て判断、微調整すること
三線づくりの最終工程の作業
音が鳴るか?弾けるか?弦*チルはまっすぐ伸びているか?
熟練の職人になると弾かずとも分当*ブーアティーでこの三線の音が聞こえてくるという
熟練の成せる領域である
この三線は鳴るや否や
沖縄県工芸師 新城伸治社長
新城親方分当之図
棹をつくる過程での分当
この後漆塗りが待っている
胴は無くとも チルは無くとも カラクイは無くとも
音色が聞こえる 唄が聞こえる
熟練之技此処に極まれり
棹の原木

棹は黒檀の真芯也之図
一抱えもある黒檀原木
切り口からのぞく芯のまた真芯から一本の棹は生まれる
良い棹になるか否か
職人の目利きが全ての始まりである
手仕事足る所以
黒き宝山之図
無造作に積まれた黒檀、ユシギの角材は
いつの日か旋律を奏でる為に此処で眠る
いつの日か職人が眠りを覚ますまで
角材は棹となり三線の命となる
新城の手仕事を象徴する宝の山である
宝は磨かれ鍛えられる

手仕事之図
原木は角材となり
一本一本丁寧に丹精込めて磨かれ鍛えられ命を吹き込まれる
真壁 江戸与那 小与那 シラタ ウジラー等々
職人の手仕事こそ木精新城の三線である
沖縄県工芸師認定式其の一

工芸師認定証承る之図
熟練の技術者に贈られる工芸師認定証
新城伸治は木工部門において
沖縄県知事 稲嶺恵一より承る
十五歳で親方に弟子入りし幾星霜
真摯に頑なに磨き続ける道の途中
熟練の誉れである
確かな技術の証である
沖縄県工芸師認定式其の二

工芸師認定証御披露目之図
いずれの方々もそれぞれの道に秀でた熟練者
沖縄の伝統を継承し未来へと道をつくる
導となる夢を繋ぐ先輩諸氏
若さだけではとても追いつけない
一所懸命でなければ
一生懸命でなければ
木精新城の母なる海

布引波之図
水面に空色の布をさらしたように静かな海
おもろの歌人はそれを布引波*ぬぬひちなみと詠んだ
沖縄県名護市屋我地
木精新城の三線はこの海こそ始まり
幼子はこの海で遊び学ぶ
海人は恵みに感謝
この海で夕を涼み
降り注ぐ満天の星を肴に酒を酌み交わす
人は想い詠い
三線は踊り染みる
新城の生家、その庭先にこの海は在る
変わらずただそこに在る
木精新城の三線づくりはこの海のように広く深く在りたい
生まれいづる三線はときに布引波の如く繊細に
豊漁のように華やぎ
そして母のように優しく
この海のように在りたいと願う