古 典

 
 
 

歌 詞

伊集の木の花や
あんきょらさ咲きゆり
我もいじゅやとて
真白咲かな


歌仮名

いじゅぬきぬはなや
あんちゅらささちゅい
わぬんいんじゅやとぅてぃ
ましらさかな


解 説

伊集の花が美しく咲いている
私も伊集のように白く美しく咲きたいものよ

『辺野喜』はビヌチと読みます
沖縄本島北部にも同名の地名がありますが
その地域の山々を見て詠ったものでしょうか

伊集は沖縄に夏を告げる花
沖縄の5月 梅雨のあたり うりずんの頃 初夏
山々を白く彩る伊集の花
それは見事です
新緑と若葉が織り成す繊細な色調の山肌に
純白の伊集がそれはもう美しいこと
花の形や薫りがクチナシや夾竹桃に似ています
花のように美しくなりたいという女性の願いは
今も昔も未来永劫かわることはないでしょうね
梅雨あけすぐの頃の沖縄旅行は結構おススメですよ
海山の両方が楽しめて美しい時期ですからね
ちなみに伊集の木の根は昔、魚毒としても使われて
いたようです

訳:「三線ノススメ」編集 新垣篤



琉球古典音楽の歌三線(うたさんしん)は、

沖縄県指定無形文化財
伝統音楽野村流保存会
元会長
玉城 政文 先生にお願いしました。

 

三線ノススメ

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